![イタリア語能力評価のための模擬テスト](https://www.centromachiavelli.it/images/cover/italian-evaluation.jpg)
入学テスト、進級テスト、最終テスト
イタリア語コースの初日に、完全初級者や個人レッスンに通う学生を除く、全ての学生にはイタリア語能力のレベルを確認し、適切なクラスを設定するためのテストを受けていただきます。
2週間のサイクルごとに、次のレベルに上がるための確認テストがあります。
テストは口頭と筆記です。
入学テスト
様々な種類の筆記試験があります:文法クイズ、語彙問題、構文、文章の書き換え、オープン、文章理解、作文。口頭試験では、試験官は学生を面接し、次のような質問を致します:イタリア語の習得の動機、職業、言語習得についての以前の経験、など。
面接は学生の会話能力を確認するための基本的なツールになります。実際に、学生によっては能力ごとに非常に異なったレベルが確認されることもあります。例えば東洋系の学生に見られる傾向として、文法能力が非常に高い一方で、会話能力が非常に低い場合があります。あるいはイタリアでの生活経験はあるが、イタリア語を学習したことが無い場合には、非常に優秀な会話能力があるが、構文の知識がほとんど無かったり、文法的な誤りを修正できない状態が続くことがあります。
テストを通じて、学生のイタリア語能力のレベルが定められ、クラスでのイタリア語教育が進められます。個々の学生の要請に応じて、学生は「文法と筆記能力」と「コミュニケーションと会話能力」とで、ふたつの異なるレベルのクラスに登録することもできます。
時には学校側が、学生のイタリア語の文法構造や統語論の習得と、グループへの参加を支援するための、学生の母語話者の主導による小グループでのレッスンをオーガナイズすることもあります。特に東洋系の初級者の学生のために開催されます。
進級テストと最終テスト
レベルに応じて、教員は個々の学生の学習進度を確認します。事前に策定された方法により、教員は学生を評価し、筆記と口頭でのイタリア語理解力、作文力、コースを通じて学習された文法形式での語彙学習と構文学習が測られます。
最初の3つのレベルでは、作文力の確認は行われません。検証の結果は各々のグリッドに記録され、個々の能力に関する達成目標について「R(達成)」あるいは「NR(未達成)」が記されます。
進級テストは、コースを終了する学生にとっては最終テストとなります。